浦河中継局(うらかわちゅうけいきょく)は、北海道浦河郡浦河町絵笛の井寒台にあるテレビとFMラジオの中継局である。NHK室蘭放送局が設置している、この地域をカバーするAMラジオ放送の中継局に関しては、NHK浦河ラジオ中継局を参照のこと。
概要
- 当中継局は、浦河町絵笛185番地の井寒台に置かれ、浦河地方の広範囲に電波を発射している。
- ここでは、同町内にある浦河常盤中継局と浦河柏中継局、NHK浦河町内単独中継局(西舎中継局・野深中継局・荻伏中継局・浦河東中継局)も合わせて記載する。
浦河中継局
地上デジタルテレビ放送送信設備
- 2008年12月8日に予備免許交付、12月15日から試験放送開始、2009年1月16日に本免許交付及び本放送開始。
地上アナログテレビ放送送信設備
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
- HTBは親局がUHFの放送局としては数少ない送信チャンネルがVHF帯の中継局である。道内では他に小樽・岩内・定山渓・上川・枝幸・北桧山・中標津・羅臼の各中継局がVHF帯で送信されていた。
FMラジオ放送
- 在札民放エフエム局であるAIR-G'、NORTH WAVEは、当地に中継局を設置されていない。
浦河柏中継局
地上デジタルテレビ放送送信設備
- 2010年7月7日にはNHKに、11月11日には在札民放にそれぞれ予備免許交付、11月16日から試験放送開始、11月30日に本免許交付され、同日から本放送開始。
- なお、出力については、アナログ放送の19%となる為、実質の増力となる。
地上アナログテレビ放送送信設備
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
浦河常盤中継局
地上アナログテレビ放送送信設備
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
- 地上デジタル放送については、地上デジタル放送での対応を参照。
NHK浦河町内単独中継局
荻伏中継局
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
西舎中継局
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
野深中継局
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
浦河東中継局
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
地上デジタル放送での対応
- 浦河中継局は2009年1月に放送開始。
- 浦河柏中継局は2010年11月30日に開局。民放は当初自力建設困難だった。
- 浦河常盤中継局は当初、浦河中継局のカバー状況を見ながら2010年に開局する予定だったが、2009年9月に浦河中継局でカバー出来ることが分かったために「置局不要」となった。
- NHK浦河町内単独中継局
- 西舎中継局・野深中継局は当初2010年開局で作業が進められていたが、結局有線放送でカバーすることになった。
- 浦河東中継局は「置局不要」、荻伏中継局は「非該当」(開局予定なし)となっていた。
放送エリア
- テレビ放送は浦河町・新ひだか町三石全域。(なお、新ひだか町三石地区には三石本町局も設置されている。)なお、TVhはえりも町にアナログ中継局を設置していない(デジタルはえりも町内の3中継局とも2010年12月24日に開局)。
- ちなみに、テレビ東京ホームページのメディアデータの項目にあるTVhの放送エリアでは、えりも町の一部地域も放送エリア(受信可能エリア)内に入っており、色付けされている。えりも町は様似中継局が距離的には近いが、出力は浦河中継局のほうが高い。
- NHK-FMは新ひだか町東静内からえりも町市街地までが受信可能エリア。
放送局の管轄
- NHK・HTBは室蘭放送局管轄下(HTBアナログのみ音声多重放送非実施)。そのほかは札幌放送局管轄下(音声多重放送実施)。
- なお、地上デジタル放送ではHTBを含め全局音声多重放送を実施する。
施設
- 浦河中継局の建物は5つあり、以下の用途に分かれている。
- (1)NHK単独(アナログ・デジタル・FM)。(2)HBC・STV共同使用(アナログ)。(3)HTB単独(アナログ)。(4)UHB単独(アナログ)。(5)TVh(アナログ)および同局を含む在札民放各局のデジタル放送において共同使用。そのため、TVhを除く民放各局のアナログ放送施設のみ2011年7月24日のアナログ放送終了と共に運用を終えた。
脚注・出典
関連項目
- NHK浦河ラジオ中継局
- えりもテレビ中継局


