1971年の南海ホークスでは、1971年の南海ホークスの動向をまとめる。

この年の南海ホークスは、野村克也選手兼任監督の2年目のシーズンである。

概要

野村監督2年目のチームは前年まで投手陣の柱だった杉浦忠が引退したこともあり、投手陣の弱体化が懸念された。5年ぶりの優勝が期待されたチームは開幕から打撃陣が絶好調で、4月は首位の近鉄に次ぐ2位につけたが、5月以降は前年Bクラスの阪急が首位を奪取すると苦しい戦いが続いた。チームは6月以降近鉄との3位争いに終始したが、西岡三四郎や門田博光ら若手の活躍もむなしく最後は近鉄に引き離され、優勝の阪急に22.5ゲーム差を付けられて2年ぶりのBクラスに終わった。杉浦が引退した投手陣では西岡や三浦清弘・村上雅則などがそれなりの成績を収めたが、2年目の佐藤道郎は相手にマークされたこともあり成績が低下したこともあり、チーム防御率が4.27まで転落した。打撃陣では2年目の門田が前年から成績を伸ばして打点王のタイトルを獲得し、野村や来日2年目のクラレンス・ジョーンズもそれなりの成績を収め、156本塁打はリーグ3位と健闘した。シーズン終了後、ベテラン皆川睦雄が杉浦の後を追うように引退した。

チーム成績

レギュラーシーズン


オールスターゲーム1971

  • 取り消し線は出場辞退

できごと

  • 3月25日 - 前年限りで引退した杉浦忠の引退試合が行われる。対戦相手は杉浦の立教大学時代の僚友・長嶋茂雄が所属する読売ジャイアンツ(球場 - 大阪スタヂアム)。5回終了後、試合には関係ない特別回を設け、杉浦と長嶋の対決が行われる。

選手・スタッフ

表彰選手

ドラフト

脚注

注釈

出典


1974年 南海ホークス『選手名鑑』 YouTube

1988年 南海ホークス 19 (旧旧作) YouTube

1971年 南海ホークス 選手名鑑 YouTube

1969年 南海ホークス 選手名鑑 YouTube

1970年 南海ホークス 選手名鑑 YouTube