栃尾駅(とちおえき)は、かつて新潟県栃尾市(現:長岡市)に存在した、越後交通栃尾線の駅。1973年(昭和48年)4月16日、栃尾線の部分廃止により廃駅となった。
概要
廃止直前の1973年当時、駅構造は頭端式の島式ホーム1面に2線を有していた。
現状
廃止後に旧駅舎は越後交通栃尾営業所に転用され、定期券窓口と待合室が設置されていた(定期券窓口は越後交通栃尾営業所の直営)。また旧駅のホーム部分がバス乗り場となっていた。
2020年8月現在、跡地には越後交通栃尾車庫が新築され、バスターミナルが併設されている。
歴史
栃尾線時代
- 1915年(大正4年)2月14日 - 栃尾鉄道の栃尾 - 浦瀬間の開通に伴い当駅が開業。
- 1956年(昭和31年)11月20日 - 社名変更に伴い、栃尾電鉄の駅となる。
- 1960年(昭和35年)10月1日 - 長岡鉄道、中越自動車との3社合併により越後交通の駅となる。
- 1973年(昭和48年)4月16日 - 栃尾線の上見附 - 栃尾間の廃止に伴い、当駅が廃駅となる。
廃止後
- 2008年(平成29年)4月 - 越後柏崎観光バス(後の北越後観光バス)長岡営業所が開設(越後交通北長岡営業所から移転)。
- 2017年(平成29年)10月1日 - 北越後観光バスが越後交通へ吸収合併され解散。バス路線は越後交通が引き継ぐ。
隣の駅
- 越後交通
- 越後交通栃尾線
- 楡原駅 - 栃尾駅
脚注
参考文献
- 安田就視・松本典久『昭和の終着駅 北陸・信越篇 - 写真に辿る昭和40~50年代の鉄道』交通新聞社(DJ鉄ぶらブックス 021)、2017年6月。ISBN 978-4330786179
- 堀淳一「旅を想う - 栃鉄の廃線跡を悼む」『地図から旅へ』毎日新聞社、1975年。
- 『地図から旅へ』講談社文庫、講談社、1985年5月。
関連項目
- 越後交通
- 越後交通栃尾線
- 北越後観光バス


