ジオスター株式会社(英文社名 GEOSTER Corporation)は、日本製鉄グループのコンクリート製品メーカーである。
概要
トンネル用部材をはじめとする、道路や河川・水路・港湾などで使用される土木分野向けのコンクリート製品のメーカーである。建設者も兼ねており、コンクリート製品の設置などの付帯工事も請け負う。
東京証券取引所市場第2部(東証2部)に株式を上場している。親会社は原料鋼材の供給元でもある日本製鉄で、同社が合算対象分含めて約42%の株式を保有しており、同社の連結子会社に分類される。
本社は東京都文京区小石川1丁目にある。製造拠点の工場は、東松山工場(埼玉県東松山市)・茨城工場(茨城県稲敷市)・金谷工場(静岡県島田市)・橋本工場(和歌山県橋本市)・福岡工場(福岡県飯塚市)の5か所がある。
沿革
- 1958年(昭和33年)12月 - 日本プレスコンクリート工業株式会社設立。
- 1960年(昭和35年)
- 3月 - 八幡製鐵(日本製鉄の前身)と八幡化学工業(日鉄ケミカル&マテリアルの前身)が資本参加。
- 12月 - 金谷工場稼動。
- 1962年(昭和37年)12月 - 橋本工場稼動。
- 1970年(昭和45年)
- 3月 - 八幡製鐵と熊谷組の折半出資により、プレスコンクリート株式会社設立。
- 5月 - 経営悪化に伴い、日本プレスコンクリート工業が第2会社・プレスコンクリートに営業を譲渡し解散。プレスコンクリートは日本プレスコンクリート株式会社に社名変更。プレハブ住宅部門は日本プレス建築(現・レスコハウス)に引き継がれた。
- 8月 - 日本プレスセグメント株式会社(1965年(昭和35年)7月設立、八幡製鐵・熊谷組折半出資)を合併。東松山工場(1965年11月稼動)を設置。
- 1974年(昭和49年)11月 - 福岡工場稼動。
- 1985年(昭和60年)11月 - 千葉工場(初代、千葉県山武郡横芝町所在)稼動。
- 1993年(平成5年)4月 - 栃木工場(栃木県芳賀郡二宮町所在)稼動。
- 1994年(平成6年)6月 - ジオスター株式会社に社名変更。
- 1995年(平成7年)4月 - 東証2部に株式を上場。
- 2003年(平成15年)3月 - 千葉工場(初代)閉鎖。
- 2006年(平成18年)12月 - 栃木工場閉鎖。
- 2011年(平成23年)10月 - 東京エコン建鉄株式会社を吸収合併。千葉工場(2代、千葉県千葉市所在)、茨城工場(茨城県稲敷市所在)、君津事業所(千葉県君津市所在)を継承。新日本製鐵(現・日本製鉄)が親会社となる。
- 2012年(平成24年)3月 - 千葉工場(2代)閉鎖。
- 2016年(平成28年)3月 - レスコハウス株式会社の全株式を株式会社桧家ホールディングスに譲渡。
脚注
参考文献
- 新日本製鐵『炎とともに』 八幡製鐵株式會社史、新日本製鐵、1981年。
外部リンク
- ジオスター株式会社




